【資料館】箱の違い・海外展開について(移設版)

ポケプラで欠かせない「箱変」、そして海外展開についてを「基礎知識」ページから移設。


元々ポケプラはポケモンアニメ・・・つまりアニポケ商品の一つとして発売されており、アニメの商品であることを示す(日本版の)アニメロゴが併記されていました。

のちに、アニメのシリーズ変更ごとに、またポケモン世界の商品全体の方針としてロゴは何度も変更。バンダイのプラモとしては珍しく、これらの変更はすべてポケプラの箱にも反映されることになったのでした。
※ただし海外版パッケージは除く。下記

期間内に一般発売されるポケプラはもとより、再販の場合、一部の例外を除いてアニメシリーズごとに箱のロゴが変更されます。ガンプラでは「鉄血のオルフェンズ」でもあった事象ですが、元々日本と海外パケを分けた(下記)ポケプラではより露骨です。

そしてそれらは、日本の様々な事情に応じた表記変更の歴史でもあります。

基本的に「ポケプラライブラリー」では、箱の左右面(バーコード面)を独立した写真にしていますので、左右面の変更について詳しくは各ポケプラページを参照のこと。

ちなみにポケプラのスタートは「ダイヤモンド・パール」の後半。サトシの冒険の半分くらいとリコ・ロイの冒険を見てきたことになります。

それぞれのシリーズについて・・・筆者のアニポケまとめはこちらで。筆者ブログに飛びます。

「無印」~「ダイヤモンド・パール」

「ベストウイッシュ」~「めざポケ」、そして「リコロイ」へ・・・

箱変ガイド(Ver.リコロイ改装版)

ポケプラのパッケージは下記の全10パターン+一部細かな改装(2024年3月現在)。
基本的に、新規に発売されたポケプラは発売当時の箱に準じます。
こちらの写真の番号順に解説。箱写真自体は各ポケプラ解説ページの流用です。



①:「ダイヤモンド・パール」箱

(2009年10月~2010年10月生産分)


・いわゆる最初期パケ
・ポケプラの登録商標表記はシンオウ御三家(No.6、エンペルト進化セット)から記載

・底面はカラー箱。当時のサトシ・ヒカリがいる


②:「ベストウイッシュ」箱

(2010年11月?~2013年夏頃生産分)


・2013年夏頃の発売商品から警告表記が追加、一部表記が縮まるなどのレイアウト変更
・コバルオン・テラキオン・ビリジオン・ブラックキュレム・ホワイトキュレム(ケルディオ?)には映画「キュレムVS聖剣士 ケルディオ」のロゴあり・なしが混在


・下箱はモノクロ


・また、ファーストシリーズ(ピカチュウ・ビクティニ)国内版に限ってはアニポケ展開時期ごと(「XY]~「XY&Z」、「サン&ムーン」)に背景のサトシが差し替わる。
こちらの底面はカラーがサン&ムーン青箱まで続く


③:「XY」箱

(2013年10月~2015年9月(11月?)頃生産分)


・再販分の下箱表記がファーストシリーズを除いて削除
・カイリュー進化セットが仕様・JAN変更
・メガニウム進化セットのみ現在でも謎の再版(おまけピカチュウも含めた生産年タグが2009年11月、袋の包装・説明書がDP当時のまま。当時は箱組み替えの可能性があると推測していた)




④:「XY&Z」箱

(2016年5月~9月生産分)


・ロゴ以外特に変更無し



⑤:「サン&ムーン」赤バンダイ箱

(2016年11月~2018年秋生産分)



・再販分はロゴ以外特に変更無し
・新規発売分の説明書外枠がドット→グラデに切り替え
・ルギアが映画「みんなの物語」仕様で再版されパッケージの文字表記がずれるなどした後、以後の再版でもこちらのレイアウトを保持



⑥:「サン&ムーン」青バンダイ箱

(2018年12月~2019年5月(一部6月)生産分)


・生産元がバンダイスピリッツに変更
・再販分もこれに合わせてJAN変更、説明書の表記を順次変更
・2019年3月再販分から対象年齢表記が追加



⑦:汎用ロゴ

(「サン&ムーン」終了直前、2019年6月~2019年7月生産分。
メガシンカマーク消滅、ファーストシリーズのサトシ削除)

「サン&ムーン」終盤、次シリーズ切り替えのために、メーカー各社は「ポケットモンスター」の独自のロゴを作ってこれに対応した。
バンスピ系列は無印「ポケットモンスター」(1997)のロゴを元にしたと思われる緑色の表記。
なお、逆襲セットはこれに含まない。


・メガシンカ関係4作のメガシンカマークが消滅
・ファーストシリーズ(ピカチュウ・ビクティニ)のカラー下箱・サトシが削除
・ゼルネアス・イベルタル&ディアンシーセットが映画版権を外して再版



⑧:アニメ「ポケットモンスター」(2019)箱

(2019年11月~2021年夏頃生産分。バンスピ公式では「2019新アニメ汎用ロゴ」。
本サイトでは「新アニポケ箱」)

・再展開後の発売分(リオル&ルカリオ以降)は商品名の字体やレイアウトなどが大きく変更、「道具不要のプラモデル」表記追加
・STマークは19・20で再販ごとに異なるものも
・このあたりで海外でも再度発売・再版開始されたと思われる

※8.5:新アニポケ後期箱

(2021年4月以降の新規発売分・2021年9月~2023年4月、以降順次リコロイ箱にシフトしつつ2023年8月生産分まで)

バーコード面レイアウト調整(警告・注意の字体が大きくなっている・一部キットで他ポケプラ紹介部分が若干縮んでいる)・ポケプラナンバー部分と対象年齢表記が逆になっている(ブラックキュレム以降イーブイまでの全再販対象ポケプラ、対象年齢表記が一番右上に。再展開後は含まない)・一部(クイック!!ヒバニー以降の追加分。ロゴの件、日本国内販売の件。エースバーン以降はパッケージの古紙パルプ使用)注釈追加(再販次第順次追加)。

STマークは「21」~「23」。天面対象年齢表記とSTマークで判別可能。一部STの関係で置き換わっていないものも(再展開初期キット、2022年6月あたり以降に変更)。

一部クイック!!は遅れたりもしたが、最終的には2023年9月の生産分から下記リコロイ箱に一斉変更となった。

ちなみに、当時バンダイ系列の全製品に付与されていったバンナムロゴは期間中最後の発売となったクイック!!ヒトカゲになるまで追加されず、再販分もこれに準じなかった。

セレクトシリーズでは2023年8月の生産分(ソルガレオ・ルナアーラ)まで適用。

9月以降生産分で順次リコロイ箱に変更。



⑨:ポケモングローバルロゴ箱

(クイック!!マホイップ発売以降、2022年11月~2023年3月発売分)

「新アニポケ」の放送が終わらない中第9世代に突入。メーカー各社の対応は上記8thに比べると柔軟で、メーカーによっては独自にロゴを作った(丸美屋、リコロイ放送開始後もしばらくこれで統一)が、多くのメーカーはグローバルロゴの表示だけで切り抜ける事ができた(タカラトミーなど、パルデアポケモンを使わない場合は時に新アニポケのまま売った)。

2023年4月にリコロイ・・・「ポケットモンスター」(2023)が放映開始。


・バンナムロゴが追加、縦箱の「対象年齢6歳以上」表記が2段に
・側面表記は新アニポケ後期箱と変わりなし
・このあたりの再販分はSTを変更したものも含めて全て新アニポケ後期箱



⑩:リコロイ箱(アニメ「ポケットモンスター」(2023))

(クイック!!ポカブ発売以降、2023年5月~発売分、2023年5月~のSTを切り替えた再販商品、2023年9月~再販分)

同年静岡ホビーショー以降、各種解説はリコロイロゴとグローバルロゴの併記に。
他、多くのメーカーがグローバルとリコロイを併記することとなる。

バンスピ公式表記は「2023アニメロゴ」。本サイトでは「リコロイ箱」。


・新規発売分は天面のロゴがリコロイ・グローバルの二段になったなどの変更以外は変わりなし
・なお、2023年10月発売分・以降の新規再販分(11月分ヤドン・メタグロスから)ではバンスピ本社移転による表記変更あり

・再販分はポケプラ史上最大クラスの変更。以下全体・旧展開・再展開・クイック!!でそれぞれ列挙します。

・全体変更

 ・全ポケプラの天面ロゴ表記統一
 (左上にリコロイ・グローバルロゴ、右上にバンナムロゴ・対象年齢)

 ・バーコード面の「接着剤不要」が天面に移り、「接着剤や道具はいらないよ」が消滅 ・「塗装不要」が「カラフルな成形色」・・・四色成形ランナーをアピールするものに置き換わった(これはバンスピ全キットに対する変更) ・日本製表記・対象年齢がバーコード面にも追加 ・側面にバンダイホビーサイトキッズへのリンク追加(新アニポケ箱とはこちらで見分けることも可能)


・旧展開キット
 ・部品注文カードのWeb化による消滅
 ・これに伴い、全説明書がグラデ外枠に、一部表記も再展開以降(ゲンガー以降)のものに統一
 ・パッケージ側面、説明書表記があるキットは当該部分を差し替え
 ・各種ロゴ追加によるレイアウト・商品名の詰め方大幅変更(ホウオウはルギアと統一して右詰め・スイクン・ライコウ・エンテイは左詰めに変更)
 ・「部品不要のプラモデル」表記が追加
 ・ランナーなどの仕様は変わりなし

・再展開後キット

 ・側面のアニメロゴ消滅。縦大箱の商品名は左詰めに

・クイック!!
 ・セレクト・進化シリーズに先駆けて変更。
 ・おやすみイーブイリコロイ初回生産分のみ?内箱のアニメロゴが「新アニポケ」のままのミスあり



海外展開について

はっきりいえば…海外での扱いは、今現在どうなっているのかははっきり解っていません(一部を除いて海外バンスピ公式HPが当てにならないため)。

ただし、公式筋をメインに様々に検証・検索した結果・・・
再展開後はバンスピプラモを取り扱う世界中(一部除く)で販売がある模様です。

なお、英語圏では「ポケプラ」の名称は外されています。
「Pokemon Model Kit」です。

英語版ポケプラ(Pokemon Model Kit)公式ページはこちら

こちらでは、公式関係のHPの写真などで判明している情報を記載します。


再展開前、特にアメリカで販売されていた過去の例は、2014~2015年展開の「sprukits」です(現在は公式ページ閉鎖)。
「ダンボール戦機」やバットマンなどのDCキャラと共にポケプラも一部が組み入れられており、ファーストピカチュウやミュウツー、ゼルネアス・イベルタルが販売されていたようです。
対象年齢は8歳以上に設定されています。
キットの実物はebeyなどの海外オークションで手に入れるしかありません。
その後、主に再展開後、特に英語圏では日本とは異なるパッケージで販売されることとなりました。
パッケージ写真と大体のレイアウトこそ同じであるものの(ポケプラBIGシリーズにその名残がある)、すべての表記を英語の海外販売用に変更したのです。
この際、ロゴはアニポケ絵のピカチュウとポケモングローバルロゴの組み合わせとなり(英語版公式参照)、セレクト(いわゆる通常ポケプラ)・クイック!!・BIGの各シリーズこそ同じであるものの、通常シリーズには公式ページだとNo.が振られていません(注:クイック!!などは日本版と同じ振りがある)。
パッケージのポケモン名には英語とたぶんフランス語の併記がありますが、これが何を指すかは不明。
また、かつて販売されていたファーストピカチュウはキット箱天面がアニメ絵ではなくファーストピカチュウの写真になっているなどの変更点があるようですが、その辺について(特にどの時代から再度販売され始めたか)は全くもって不明です。

ちなみに、アジア圏では完全に日本版と同様の箱で販売されている模様です(ひょっとしたら中身の説明書などが変わっているかもしれない)。
いずれの場合も、発売・再販のペースは日本と変わりありません(クイック!!パルデア御三家の発売タイミングはアメリカ「リコロイ」配信開始に合わせた説もある)。
また、公式以外の情報をあてに出来ない理由は・・・主に中国圏関係がいろいろとあって・・・個人ページで売っている様子のほとんどはコラか極めてそれに近い悪質なものです(上記「箱について」に当てはまるはずのないものが売られている)。

海外アマゾンでも購入可能ですが・・・いかんせん肝心のパッケージについては不明(日本パケを掲載しているところも多い)だったりもして非常にリスクが高いのです。

なお、ヨーロッパ・・・EU圏での販売は現状CEマーク(EU圏での販売許可マーク、日本のSTマークのようなもの。ガンプラは現在STを廃しこちらに一本化)がないので許可されていない説と、個人店では普通に輸入して販売している説の2つが存在します(パリの公式ショップ・バンダイホビーストアでは一度も入荷されていない)。

もしかしたら海外箱にその秘密が隠されているかも(プラノサウルスにはST・CE両表記があるので)。

いずれにせよ、現在は公式筋での確認が不可能です。

公式ソースはこちら。

韓国ガンダムインフォから飛べる公式ストア

ガンダムインフォ、オーストラリアにおける「ガンダム」イベントの物販コーナー

(こちらが筆者最初の発見となりました。写真5枚目)

同シリーズ・サンディエゴコミコンレポート(写真5枚目の新商品紹介)

・ガンダムインフォ・韓国ガンダムベースのオープンレポート(写真3枚目奥の方)

・バンダイアメリカのフェイスブック(イベント写真にところどころ)

タガネのポケプラライブラリー~ポケプラ総合まとめサイト~

ポケモンのプラモデル「ポケプラ」のまとめページです。図鑑部分は当該ポケプラ発売後随時更新。

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