No.01 メガニウム進化セット

【全国図鑑No.0152/0153/0154】

チコリータ:ジョウト地方(「金・銀(ハートゴールド・ソウルシルバー)」)で

最初にもらえるポケモンの一匹。

頭の葉っぱで周りの気温や湿度を探る。

ベイリーフ:首回りのつぼみから発せられるスパイシーな香りは

かいだ者を元気にさせる。

アニメ「金銀編」におけるサトシの手持ちポケモンの一匹。

メガニウム:吐き出す息には草花をよみがえらせる

不思議な力が秘められている。

発売日:2009年9月

価格:760円(税抜き)

元記事:「タガネのポケプラジャーニー」Report1



ジョウト地方で最初にもらえるポケモンの一匹、チコリータ。
それの進化形であるベイリーフ、メガニウムとともに、頭や身体の葉っぱが印象的だ。
進化に従って葉っぱが伸びていき花が咲くのは・・・草タイプポケモンの典型的な例と言えるかな。
メガニウムはオスとメスで触角の長さも違うよ。



プラモデルをより身近なものにする。その目的の下に生まれた気がするのがキッズプラモ。
ポケプラもその一つ。2009年に生まれた最初のポケプラはこちらです。
それまでSDガンダムとかガンダム世界に近い「ケロロ軍曹」や散発的なものとかしかなかった時代。年数としては干支一回りを上回るポケプラの長い旅が始まります…
ここを皮切りに、バンダイはキャラクタープラモデルに本格的に取り組むことになるのですがそれはまた別の話・・・


「最初のポケプラ」ではありますが、本来はバクフーン進化セットオーダイル進化セットと共に御三家が同時発売。カラー版の下箱は3セット共通です。
下箱には当時のアニメ「ダイヤモンド・パール」のサトシとヒカリが描かれ、当時としては大分気合いの入った仕様になっているかと思います。
ラインナップが書かれがちな下箱側面はまだ何もありません。


のちの調査で本来のNo.1はオーダイルだったかもしれないという結果となっています(結果的には図鑑番号順にしたのね)。そのため、下箱の組み立て例もオーダイル付属のワニノコ。本キットのおまけピカチュウも「PK2」ランナーとなっています。
なお、2016年に「ポケプラジャーニー」をスタートさせた際も最初のポケプラはこちらでした。


とがった部分は、この時点から極力出さないように設計されました。どうしても細い・とがる・肉抜き穴を出したくない・質感を変えたい部分は、軟質のPSを使うことで解決していきました。
ベイリーフの頭などの葉っぱ・メガニウムの触角がそれです。
また、メガニウムの首の花には合成ゴムを使用。ポケプラでは唯一です。
そのため、最初から最後までお世話になる「セット内容」については「ランナー4枚+1」という事になっています。
合成ゴム部分のシールは非常にはがれやすく塗装もおすすめできません。


チコリータ。目以外は単色。

進化シリーズの進化前ポケモンは、成形の色分けの関係で若干簡素な作りです。のちに色分けが素晴らしい方々も出てくるのですが。


ベイリーフ。こちらもシールは目のみ。
色分けは十分かな。
ポケモン達の「色」とそれに伴う成形色は、おそらく後年まで開発スタッフを悩ませることになります。成形色が安定してくるのは「XY」あたりかも。


メガニウム前後。
進化シリーズは、(おまけのピカチュウ)→チコリータからの進化順にパーツが多くなっていくというステップアップキットとしての側面を持っていました。
最終進化ポケモンについては「ポケプラアクション」と呼ばれる連動可動システムを内蔵、組んでから「楽しめる」キット仕様としていました。
後々のポケプラでは進化前のほうがシール貼りも難しくなるような。


ポケプラアクション:尻尾を動かすと首が前後に動くよ!

のちにケルディオも採用するアクション。
メガニウムはこちらもポケプラでは唯一、オスとメスの切り替えが可能です。触角パーツを差し替えることにより再現可能。
合成ゴムの仕様やオスメス切り替えの機構は(採用ポケモンの関係もあって)のちには採用されないのですが、ポケモンに「愛」を持って接する方針は最後まで続きます。

全体のパーツ分けはこれらの特異な仕様のため単純です。ほぼ2ランナーで3匹を成立させています。



ジョウト御三家で並べて(オーダイルのみ改造済み)。
始動が「ダイヤモンド・パール」期間だったとはいえ、発売当時はゲーム「ハートゴールド・ソウルシルバー」が発売されており、この直後に発売されるホウオウ・ルギア、映画「幻影の覇者 ゾロアーク」登場組など、ジョウト地方の主要ポケモンをコンプリートするのが当初の流れでした。



箱・再販など


箱としては「ダイヤモンド・パール(底面カラー箱)」、「XY(底面なし、警告表記追加)」は確認しています。「ベストウイッシュ」は下記特殊経歴のおかげで不明です。
なお、「ベストウイッシュ」箱が存在するなら、箱横の微変更、ポケプラ登録商標表記が追加、底面がモノクロのBW共通仕様に・・・などがあるはず。
自分の個人確保は両方とも「XY」箱なのですが・・・ランナー部分の製造年タグが双方共に2009年11月ということになっており、再生産したのではなく「箱だけ入れ替えた」か「何かの都合で残っていた在庫を回した」という向きも考えられます。
メガニウム以外のジョウト御三家「XY」箱は確認されていない・結構後々(2016年初頭あたり)まで見かけることができたことを考えると・・・謎は深まるばかりです。
これに限らず、ポケプラにはガンプラなどではあり得ないような謎がいろいろとあるのだ…



改造


チコリータ(塗装)(2017.9)

ちょっと塗装を。




タガネのポケプラライブラリー~ポケプラ総合まとめサイト~

ポケモンのプラモデル「ポケプラ」のまとめページです。図鑑部分は当該ポケプラ発売後随時更新。

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