No.43 リザードン(バトルVer.)&カイリュー VSセット

【全国図鑑No.0006/0149】

リザードン:説明不要、カントー地方の代表的なポケモン。

ガラル地方にも生息しており、「キョダイマックス」形態も確認。

ガラル地方ではチャンピオン・ダンデのパートナーとして名高い。

カイリュー:こちらもカントー地方の代表的なポケモン。

新アニメ「ポケットモンスター」では、

「ポケモンワールドチャンピオンシップス」に挑戦するサトシの最初の仲間となった。

人なつっこく出会ったものにハグする癖がある。

「カイリューの腕は誰かを助けるためのもの」とはサトシの弁。

もちろん、マスターズエイトの一人でカントー・ジョウト新チャンピオン・

ワタルもそのパートナーとしている。

アイリスはBW版参照のこと

発売日:2020年7月23日

価格:1300円(税抜き)
(リザードン・カイリュー進化セット同時購入よりはお得)

シール数:18枚(リザードン10枚・カイリュー8枚)

元記事:「ポケプラヴォヤージ」Report21

リザードンとカイリュー。どちらも、カントー地方では代表的なポケモンだ。
ガラル地方にはリザードンだけ生息している。カイリューは・・・まぁ、他の地方からやってきたのかな。他の地方のトレーナーの、「挑戦」かな・・・?
はてさて、バトルが始まるようだ。見守ってあげよう。



2020年夏。

バンダイスピリッツのかんたんプラモデルは、エントリーグレード、ポケプラ、ぷちりっつ、フィギュアライズ関係などに分かれ混沌を極めていた・・・

イーブイ発売(2018年末)の後、2019年。バンスピかんたんプラモデルの発売ペースは大きく加速することになります。
とはいえ、特にキッズ界隈においてはどこからどこまでが上手くいったのかは定かではありません。「ピカちんキット」は2年目はバトルホビー化するし、リニューアルキットシリーズであった「ダンボール戦機」も往時のような売れ行きにはほど遠く。
LBXについては、自社新規ブランドである「30MM(30ミニッツミッションズ)」の影響も否定できないところはあったりして・・・


・・・そんなこともあった中、2020年のかんたんプラモデル勢力図は大きく変化することに。
3月には新ブランド・「エントリーグレード」が立ち上がりました。バンダイの持つ多くのキャラクターブランド(ほとんどは関連する対象年齢15歳以上のプラモが出ている)をより初心者向けに・・・というシリーズです(対象年齢3歳以上~、6歳・8歳もあり)。
そんな中、再販が続いていたポケプラも、同じ3月(3月9日)に商品が発表。めでたく最新プラモラインに帰還することとなりました。
バンスピの最新技術をふんだんに盛り込み、より子ども達に組みやすく、シールを貼る必要性も極限まで減らし、もちろんポケプラアクションも維持した「エントリーグレードのお兄さん」的存在として。
そして、プラモ初心者に驚きと感動を与えられるキットとして。
折からの世界情勢の変化の中で、「DP」~「BW」、「XY」、「SM」と受け継がれてきたポケプラは第4のステージへ突入したのです。
通常の枠組みを超えた別ブランド・「クイック!!」などについては当該ページで。


「SM」期と違い、「次」の発売予定がある状態での発売はメガシンカシリーズぶり(発売時点でレックウザまでは決まっておりその後も準ずる)。リオル&ルカリオとの2個同時発売はソルガレオ・ルナアーラぶりと、あくまでも「再スタート」したかのような流れ。
なお、逆襲セットでは途切れていたポケモンセンターでの販売も、オンラインを含めて見事に復活です(シブヤ以外の大半のポケセン。ストア扱い無し。なおオンラインでは元々の在庫数が少なく、リオルカは2日、本キットも約一週間で売り切れた模様。その後リオルカのみ在庫復帰している。クイック!!・BIGは何度か取り扱い)。
後個人的にアニポケ「ソード&シールド」編で両名が登場したとき、ポケセンメガトウキョーに残っていた在庫が1週で消滅したのも凄かった。

パッケージの雰囲気や字体が変わったのはもとより(ちなみに本キットのみ天面は旧っぽい字体で本格的に仕様が確定するのはリオルカ以降)、「接着剤や道具はいらないよ!」は「道具不要のプラモデル」とアイコン表記に変化(他のバンスピプラモと合わせています)。
一方、バーコード側側面は「カラーで見やすい説明書」と「道具はいらないよ!」が復活、新アニポケ再版で一部に導入されていたランナー部のポケモン社および任天堂のコピーライトもここから本格的に追加。海外用の版権表記となっています(が非常に良く解っていない…)。

元キットはリザードン進化セットカイリュー進化セットXYです。ちなみにカイリューのJANはこれで4個目になります。
今までのセット箱と違い、ナンバリングが再度振られた本作。ある意味「不退転」の誓いでもありました。
リザードンは金型を完全改修(バンスピに同じ金型は一個しかありません)、カイリューもセット売り用に一部表記が変更され、特にリザードンを旧仕様で出すことは出来なくなりました。
大方の注目は完全新規の次作・リオル&ルカリオに行っていましたが、バンスピの歴史上でも大きな意味を持っているような気がします(この後なんだかごっそり変えたエルガイムシリーズとか出したりするし)。
他メーカーの事例だと第二次ミニ四駆ブームの立ち上げにもちょっぴり似ていて…再展開に対してコストを削減しつつ新商品として出す意味合いもあったのかもね(リオルカもはどうだんは流用)。

ちなみにもちろん双方ホイルシール化。シール面でも一部重大な変更あり。


まずは「バトルVer.」と名称が変わりリニューアルされたリザードン。
「迫力のポージングでバトル感アップ」だ。

A1(一部A2)ランナー。左が本キット、右がNo.29。
下3分の1くらいが変更され、頭部の形状、顎接続のつなぎ方の変更、爪部分のシールレス化が行われました。
ランナータグ表は「ポケプラ リザードン進化セット」→「リザードン」に。
裏面は「バンダイスピリッツ2020」に。


左が本キット、右がキミきめセットのリザードン。

B1ランナーも左下4パーツが変更。開き手から握り手になりました。


説明書。左がNo.29、中央がキミきめセット、右が本キット。
またしても書き方は変更。「新アニポケ」仕様になりました。

「新アニポケ」仕様は「あたま」「うで」などのパーツ名が書かれているのが特徴。

また、以前のリザードンと異なり目のシールは先に貼ります。腕パーツのあたりを3個まとめて。

完成前後。
顔は思っているよりもずっと以前より精悍です。
リザードン進化セット最大の弱点であった「手部分のシール貼り」が消滅、軽減されたこととなります。

ただしシール枚数自体は実は変わっていません。
左がNo.43、右がNo.29。
並べるとその差は一目瞭然。なお、メガリザードン関係や他の進化セットには当然のように付いていた「足裏のシール」が今回ようやく追加され再現度を増しています。
リザードン自体の可動部は多いのでなおさら目立ちます。


ポケプラアクション:左右の翼が連動するぞ!

・・・と、口・頭・首・肩・足・尻尾・尻尾の炎(ボールジョイント)の可動。旧リザードンからのコピペです。
口部分についても可動範囲としては全く同じとなります。今回、つなぎが変更されたことでちょっと口の奥の白が見え気味かな。
塗装派にとっては言うこと無しに改善です。
また、地味に口上と舌の色が上下逆になりました。これはカイリューも同様。


また、身体部分については変更がないため、旧リザードンの開いた爪パーツを新リザードンに流用することも可能。よりバトルシーンが決まります。
キミきめセットのラメ入り炎パーツも是非。


カイリュー。XY版から単体ブリッジされたのみ。ブリッジとしては7年越しの使用となりました。
左がNo.30XY、右が本キットのAランナー。ブリッジとしては比較的おとなしめ。
ただし、上記したポケモン社・任天堂のコピーライトがあるほか、ランナータグ表が「ポケプラ カイリュー進化セット」→「カイリュー」に。
これについては部品注文カードも含めての対応(A・Bランナーが複数あるのでどちらかを記入する)。


完成前後。
こちらはシールがホイル化したのみ、角部分などは軟質PSのまま。
ただし、口・舌シールはリザードンと同様に変更されているほか、目のシールにハイライトがなくなりました。現行的にはどちらが正しいのやら。


ポケプラアクション:両腕を動かすと口を開くぞ!

他、腕上下ロール、翼独立可動、足、尻尾が横方向に可動。こちらもカイリューXYからコピペ。
今回久々にカイリューを組みましたが、「複雑なアクション部が組み上がると連動・独立可動を同時にこなす軸になる」仕組みが未だに謎です。
前方向に動かすのは厳しいのでおまけピカチュウを乗せてハグっぽく・・・


完成した2匹がこちら。バトルシーンを再現だ。
思えば2013年進化シリーズから進化した2作が7年たった今になってセット販売・・・長年集めている身としてはちょっと感慨深いものを感じるのです。

リザードンバリエーションに(左・No.29、中央・キミきめ、右・本キット)、


カイリューバリエーション(左・No.30BW、中央・No.30XY、右:本キット)。



箱・再販など


「顔」は大事ですね。

再販は現在全て「新アニポケ」箱で2020年9・11月、2021年6・9・12月、2022年3月。新アニポケ後期箱への移行は現在不明。
なお、今回のリニューアルにより旧リザードン・カイリューは生産不可能になっています(カイリューはまだなんとかできるかもしれないのですが)。見つけたら即入手を心がけて。
これによって消滅した進化前の救済措置的な意味もあるのか、2022年7月にはクイック!!でヒトカゲが発売。再展開後初のリザードン系列完全新作です。



タガネのポケプラライブラリー~ポケプラ総合まとめサイト~

ポケモンのプラモデル「ポケプラ」のまとめページです。図鑑部分は当該ポケプラ発売後随時更新。

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