No.44 セレクトシリーズ リオル&ルカリオ

【全国図鑑No.0447/0448】

リオル:3つの山と2つの谷を一晩で越える脚力を持つ。

新アニメ「ポケットモンスター」では

タマゴから生まれサトシのポケモンの一匹に(のちにルカリオに進化)。

ルカリオ:あらゆるものが出す「波導」を読み取ることで、

一キロ先にいるものの気持ちも理解できる。

戦闘では波導の力を攻撃や防御に使う。

映画「ミュウと波導の勇者 ルカリオ」主役ポケモン。

新アニメ「ポケットモンスター」では世界に挑むサトシのパートナーとして活躍、

メガシンカしてメガルカリオとなる。

発売日:2020年7月23日

価格:1200円(税抜き)

シール数:23枚(リオル12枚・ルカリオ11枚)

元記事:「ポケプラヴォヤージ」Report20



「波導」使いのポケモン、ルカリオ。そのスタイルから、人気の高いポケモンの一匹だ。
その進化前がリオル。まだ「波導」を攻撃には使えないけれど、人の気持ちを感じることくらいは朝飯前。
特訓とかも好きだから・・・成長すれば、心強い仲間になるかもね。



No.43以降はアニメロゴがNo.表記の下に小さく表示される形になっています。統一感がないというかなんというか。
縦箱伝説勢と一緒に並ぶと際立ちます。

同時発売されたNo.43・・・リザードンVSカイリューが金型リニューアルを設けていたものの「一応再販」のくくりであったのに対し、皆の注目は当初から「完全新作」(一部パーツ除く)のこちらに集中されていたような気もします。
過去発売のメガルカリオの構造を流用しつつも、完全新規キットとして新生ポケプラの姿勢を明確に示した一作。
ちなみに業者用資料には「ポケプラ本格始動!」と書かれていたり。

値段はリザカイも含め、通常のバンスピ値段に戻りました(正確には逆襲セットから)。
これは消費税の関係もあり(「ポケプラ基礎知識」も参照)。
また、この価格帯自体が初なのですが・・・縦箱として構成されています。これは伝説ポケモンを除いて再展開後セレクトの基本姿勢です(厚はポケモンによって異なる)。


ランナー枚数は通常ナンバリング史上最多の7枚
これは縦箱なので分割の必要性がある事、B・Cランナーがブリッジで2枚ある事によるもの。
これでコスト面を圧迫したのか、再展開完全新規キットで唯一KPSを非採用のキットでもあります(可動面の経年劣化が他キットに比べ大きい)。
こちらはA1・A2・D1ランナー。A1ランナーは水色部分と黄色1パーツがリオル用。
D1ランナー・「ポケプラエフェクト01」のみ逆襲セットの色替え流用です。
D2ランナー、「ポケプラベース01」は存在しません(元々逆襲セット用、ポケプラに余剰パーツは存在しないしさせられない)。
その代わり、ルカリオの高さに合わせたエフェクト台座が付属。


B1・B2ランナー。

ふさと肩リング、腕を中心にリオルとルカリオのパーツをブリッジ。昨今のバンダイではよくやる手法。


C1・C2ランナーはルカリオ用。
腕パーツは左右で共通です。手首の区別はメガルカリオ同様ありません。


表記が「XY」仕様に戻った気もする説明書。なぜかリオルカ・リザカイだけこれなのです。
こちらはメガルカリオのバージョンアップ的な意味合いもあったのかな。

2匹セット、それぞれの配色を考えてもシールはメガルカリオより大きく減少しました。
6年間で進化したバンスピの成形技術は、これまで以上の色分けと進化したプロポーションを両立。そして勿論作った後はポケプラアクションです。


リオルを組む。

素材は通常PS。もしかしたらKPSでは色再現度に限界があった可能性も。メガルカリオに合わせた可能性も・・・
左右の組み間違え防止はこのリオルの両手部分のみ。足は固定。


さくさくと組んで・・・リオル、シールを貼る前。
シールは裏面の肉抜き穴埋めが中心。足裏の肉球はシールが分かれているため、気にならない方は使わなくても良い仕様となっています。

シールを貼るとこんな感じに。可動は尻尾のみ。
色分けを重視したことで、大きさとしてはかなり大きめ。今までのどのポケプラともサイズが合いません。
左足下のスリットにクリアのスタンドをかませて立たせます。


四角軸を使って左を向かせる。


さてルカリオ。
色分けの再現度はメガルカリオとは段違い。腕や胸のトゲ、耳もパーツ分けされています。
その代わり耳のパーツなど、小さなパーツなので気をつけて。


シールを貼る前。ほぼ完成しているかのような立ち姿。

シールは目、首、肉球のみ。


シールを貼って完成。前後。

可動についてはメガルカリオを継承しつつも、一部(腿あたり)を割りきった構成にすることで剛性の向上とプロポーションの維持を実現。
上腕に穴が開いていますがそちらは上腕ロール用のクリアランスです。これがないと上腕から下がすっぽ抜けます。


可動は首・ふさ(左右)・肩・肩リング・上腕ロール・肘・手首・胸・尻尾・足の付け根。
ちなみに肘は逆方向へも振れます(左右共通のため)。

メガルカリオからの違いは腿がパンツになったこと。
メガルカリオの腰可動は胸可動に変化。足の付け根はボールジョイントで可動しますが、膝を可動させても何の意味も無いためそちらは削除。
左足の後ろに差し込むクリアスタンドが付属(なお当初の試作品では白でした)。これがないと立たないバランスです。


上腕ロールも追加。手首はメガルカリオから継承。
ふさは棒軸ですが微妙に左右・上の角度を付けられます。



ポケプラアクション:上半身の可動で「はどうだん」を決めよう!

「はどうだん」用エフェクト。左が逆襲セット、右がリオル&ルカリオ。
ミュウツーはポケプラスタンドで浮かせることが前提だったのでちょっとスタンドの背が低くなりました。


メガルカリオの「はどうだん」流し目は当然ながら使用できませんが、進化した可動域で十分にアクション可能です。


セット内容。

新アニメ「ポケットモンスター」ではリオルが先行して登場、サトシの仲間ポケモンに。
特に発売週あたりはリオルが大活躍していた頃で・・・


その直後、発売の少し前には「XY」からコルニが再登場。ルカリオ及びメガルカリオは変わらぬ強さを見せつけました。
のちにサトシもメガストーンを入手、最強戦力とするのですがそちらは当該ページでも。
メガルカリオと比較。大きさは変わっていませんが、メガルカリオはやはりシールの粗が目立ちます。
また、ふさは(当時品使用のため)取れやすく・・・やっぱり「進化」していると感じさせる今回発売分の並び。


6年越しとは言え、進化系セットも揃いました。
進化セットという銘は振られていません。ゾロアークセットから約10年・・・



おまけピカチュウと。

新アニポケにおけるサトシメンバーは、この後のゲンガーまでで初期4匹が揃います。
(御三家以外で)サトシメンバーが揃うと言うところも今回の魅力でした。



箱・再販


リオルとピカチュウを並べて。作中のイメージだと背は互角。

再販は2020年8・11月、2021年3・6・9・12、2022年3・7月。
2022年7月からはST更新とともに新アニポケ箱に…再展開後のキットでは細かい表記が変わっているだけなんだけどね。
「新アニポケ」作中でリオルがルカリオに進化した途端にその人気が爆発、年末にはほとんどのお店で姿を消した・・・と言うのはポケプラ史に残る有名な話。
これよりもさらに速いペースのレックウザとともに、再展開後のトップエースです。



タガネのポケプラライブラリー~ポケプラ総合まとめサイト~

ポケモンのプラモデル「ポケプラ」のまとめページです。図鑑部分は当該ポケプラ発売後随時更新。

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